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お嬢様♡レッスン

第108章 Lesson19♥観劇してみましょう

「ふふ。そうですね。私もお伴させて頂きます。それでは、ランチの準備をしなくてはなりませんね」

ヘンリーはそう言いながら微笑んだ。

「それじゃあ、私も手伝うわ」

「じゃあ、僕も!」

「フレデリクってお料理出来るの?」

「卵くらい茹でられる!」

「ふふふっ。それじゃあ、エッグサンド用の卵をフレデリク様に茹でて頂きましょうか」

三人は協力して、朝食の食器を片付けると、ピクニックの為のランチの準備を始めた。

とは言っても、パンは途中のベーカリーで焼き立てを購入する予定であるし、中に挟むフィリング等を作るだけなのであるが。

生ハムやアンチョビ、オリーブ、ツナフィリングとエッグフィリングにレタス。

チーズやカットをする為のプレートとナイフ、グラスにテーセットに魔法瓶。

それを大きなバスケットに入れ、出掛ける準備は整った。

「ねぇ、ヘンリー?その恰好で行くつもり?」

準備が整ったと意気揚々と車のトランクにバスケットを積む、ヘンリーに綾芽は尋ねた。

何故なら、ヘンリーは執事服のままだったからである。

「ええ。私の仕事着はこれですから」

「ねぇ、フレデリク。貴方からヘンリーに言ってくれない?その恰好は目立つから、普通の服に着替えてって」

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