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お嬢様♡レッスン

第108章 Lesson19♥観劇してみましょう

フレデリクは既に何度か観ている為、彼はステージに熱中する綾芽を鑑賞する事にした。

唯、眺めているだけでは物足りない。

彼はそう思うと、繋いだ彼女の掌を指の腹で撫で、擽ってみる。

だが、綾芽はかなり集中しているのか、それには全く気付いていないようだった。

自分の事を放っておいて、舞台に集中する彼女を少しだけ面白くないと感じながらも、折角楽しんでいるのを邪魔するのは野暮かと、舞台に嫉妬をしそうになる気持ちを抑える。

しかし、二幕目、三幕目と進むとフレデリクは次第に飽きてきてしまった。

どうせ綾芽は舞台に夢中で、何をしても気付かない。

そう思ったフレデリクは、彼女から手を放すと、綾芽の膝に掛かっている膝掛の下に手を忍ばせ、彼女の膝頭を撫で始める。

晩餐会の夜の車の中の再演だ。

彼はゆっくりと手を動かし、彼女の脚を撫で上げる。

ステージの上に集中している綾芽は、反応を示す事なく、目を見開いて舞台の上の踊りを見つめていた。

フレデリクは、少し辺りを見回して、周囲の人々も舞台に集中しているのを確認すると、もう少し大胆な行動に移る。

彼は皇かなストッキングに包まれた綾芽の脚の内側に手を這わせ、内腿をゆっくりと優しく撫で始めた。

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