テキストサイズ

お嬢様♡レッスン

第110章 葛城の苦悩

鏡を見ながら、呟く。

視界の隅に入る、葛城のジャケット。

あのまま、着て帰ってきてしまった。

彼女は彼の香りの染み込んだジャケットを手に取ると、それを抱き締め、胸いっぱいにその香りを吸い込んだ。

そしてそれを羽織ると、鏡の前に座り込み、脚の間に手を伸ばす。

布巾越しに触れた葛城のしなやかな指。

それに自分の中を掻き回される事を想像する。

それだけで、橘の身体の奥からとろりと蜜が溢れ出た。

彼女はショーツの中に手を忍び込ませると、花弁を濡らす蜜を指に絡めるようにして、花の芽を捏ねる。

目を閉じ、葛城の香りを嗅ぎながら、彼の指が芽を捏ね回しているところを想像し、指を動かす。

ショーツの中から淫らな水音が漏れ、彼女の鼓膜を震わせ欲望を昂らせていく。

ああ…。

欲しい。

あの人が。

どんな風に女を抱くのだろう。

優しいのかしら?

それとも激しいの?

橘は役員室の葛城のデスクの上で、彼に犯される自分の姿を想像しながら、蜜壷の中を指で掻き回し、出し入れする。

「ああっ!葛城さんっ!衝いて…っ!!滅茶苦茶に掻き回してぇ!!」

そう言いながら、手の動きを速めていく。

「んぁっ!いいッ!!イクっ…!!イッちゃうぅ───っ!!」

橘はそう声を張り上げると、背中を反らせながらビクビクと身体を震わせる。

指を花弁に差し込んだまま、痙攣する身体を丸め、その余韻に浸る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ