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お嬢様♡レッスン

第16章 Lesson 6♥相手に身を委ねましょう

「そろそろ宜しいでしょうか?」

速水は立ち上がると、着衣を脱ぎ捨てる。

男性にしては速水は華奢な部類に入るが、やはり服を脱げば、それなりに筋肉は付いている。

彼は綾芽の身体を起こし反転させると、彼女の片脚を自分の肩に載せ、大きく開いた花弁に深々と反り立った茎を挿入した。

「ああああん!!」

綾芽の身体が後ろに仰け反る。

倒れそうになる綾芽を速水の腕が支える。

ダンスで組み合った時の様に。

「お嬢様、ワルツを踊る時は、パートナーとこうしてお腹を付き合わせて踊ります。お腹を合わせる事に寄って、パートナーのリードを察知する事が出来ます」

「ふぁい…」

「そんな蕩けた顔をなされて…。参っちゃうなぁ…」

そう言いながら速水は腰を引くと、再び深く綾芽の蜜壷に突き刺す。

「はああああん!!」

綾芽の身体もまた、大きく震えた。

それから速水はリズミカルに腰を打ち付け始める。

その拍子は時にはワルツ、時にはタンゴのリズムで刻まれ綾芽を翻弄した。

社交ダンスは一見優雅なイメージだが、競技ダンスはスポーツなのだと納得する程、体力を使う。

速水は学生時代、国際大会にも出場した事がある実力の持ち主だ。

それは未だ衰えてはおらず、体力も現役の時と変わらない。

その美しい容姿とは裏腹なその体力で、速水は綾芽を攻め立てた。

綾芽は何度も高みに上り詰め、身体を震わせた。

綾芽の思考は融け、本能の赴くままに声を上げ続けた。

速水は綾芽を横たわらせる事なく立ったまま、綾芽の中を穿ち続ける。

立ったまま前から。

立ったまま後ろから。

綾芽を揺さぶり続ける。

そう。

これはトレーニング。

綾芽の腹筋と体力作りなのだ。

「速水さっ…もう…赦して…」

大声で喘ぎ続けた綾芽の声は掠れていた。

もうヘトヘトだった。

ぐったりし始めた綾芽の様子に速水は我に返る。

(しまった!やり過ぎた)

学生時代、これで何度女に振られた事だろう。

性慾が強いマダム達も、初めは喜んで相手をしてくれていたが、次第に呆れられ捨てられた。

速水が自分の欲望の塊を綾芽から抜くと、彼女はカクンと膝を付いた。

慌てて速水は綾芽を抱き上げて、近くのソファに横たわらせた。

「お嬢様、申し訳御座いません」

速水は平に謝る。

綾芽は『吃驚しちゃいました』と言って微笑んだ。

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