
お嬢様♡レッスン
第113章 葛城の闘い
「一向にお茶の淹れ方は上手くなりませんし、書類の作り方も覚えられない」
葛城は橘あかりを非難するような言い方をして、彼が彼女を庇うのか様子を伺ってみる事にする。
「そんな方が秘書だと、副社長もお困りでしょう?」
そう言って葛城は自分の茶碗を手に取ると、自分も一口お茶を口に含んだ。
「ええ…まぁ…。しかし、本部の橘部長のお嬢さんですし…、自分からは何とも…」
「橘部長のお嬢さんでなければ、どうなんですか?」
「それは……」
葛城の質問に、彼は言葉を詰まらせる。
「橘部長のお嬢さんと言う理由以外に、解雇出来ない理由がおありなのではないですか?」
そう言うと葛城は懐からICレコーダーを取り出して、再生ボタンを押す。
するとスピーカーからは、橘と自分の情事に耽る声が流れて来た。
その声を聴いて副社長の顔が一瞬にして青ざめる。
「なっ…!?」
彼は驚きに目を見張り、葛城とICレコーダーを何度も見比べた。
「随分と親しい間柄の様ですね?特別な関係だから解雇が出来ませんか?」
「こっ…これはっ!違うんだ…!私は橘クンに誘われてっ!!」
「この際、どちらが誘ったかは問題ではありません。彼女が男性に色目を使う事は存じ上げております。私も彼女にアプローチされましたから」
「えっ!?」
「非常に大胆な方ですよね。橘あかりさんは。お茶を自分で被り濡れたからと言って私の前でスカートを脱がれましたよ。とんだお嬢さんですよね」
葛城は橘あかりを非難するような言い方をして、彼が彼女を庇うのか様子を伺ってみる事にする。
「そんな方が秘書だと、副社長もお困りでしょう?」
そう言って葛城は自分の茶碗を手に取ると、自分も一口お茶を口に含んだ。
「ええ…まぁ…。しかし、本部の橘部長のお嬢さんですし…、自分からは何とも…」
「橘部長のお嬢さんでなければ、どうなんですか?」
「それは……」
葛城の質問に、彼は言葉を詰まらせる。
「橘部長のお嬢さんと言う理由以外に、解雇出来ない理由がおありなのではないですか?」
そう言うと葛城は懐からICレコーダーを取り出して、再生ボタンを押す。
するとスピーカーからは、橘と自分の情事に耽る声が流れて来た。
その声を聴いて副社長の顔が一瞬にして青ざめる。
「なっ…!?」
彼は驚きに目を見張り、葛城とICレコーダーを何度も見比べた。
「随分と親しい間柄の様ですね?特別な関係だから解雇が出来ませんか?」
「こっ…これはっ!違うんだ…!私は橘クンに誘われてっ!!」
「この際、どちらが誘ったかは問題ではありません。彼女が男性に色目を使う事は存じ上げております。私も彼女にアプローチされましたから」
「えっ!?」
「非常に大胆な方ですよね。橘あかりさんは。お茶を自分で被り濡れたからと言って私の前でスカートを脱がれましたよ。とんだお嬢さんですよね」
