
お嬢様♡レッスン
第115章 別離の刻(わかれのとき)
それでも彼女の心が求めるのは葛城、唯一人。
どんなに快楽を与えても、彼女がそれに堕ちる事はない。
だからこそ、こんなにも惹かれたのかも知れない。
「フレデリク、この辺にしておこう。綾芽が気を失ってしまったら…」
そう言ってウィリアムが手を止める。
確かに兄の言う通りだと、フレデリクも彼女の中から指を引き抜くと、未だ快楽の中で痙攣が治まらない綾芽の身体を温かいバスタブへと沈めてやった。
仮住まいの浴室である為、バスタブも狭く、三人で入るにはかなりキツイが湯を溢れさせながら、何とか身体を収める。
綾芽を真ん中に座らせ、両側から彼女を抱き締める様にして座る二人。
半分意識の飛んでいる綾芽の顔を蒸したタオルで拭いてやり、彼女の意識が戻って来るまで、彼女の頬や首筋に口付けを落としながら、二人は綾芽を愛しむ。
愛の言葉を囁きながら。
やがて綾芽の身体の震えが止まり、彼女の意識が回復してくると、彼等は彼女の身体を拭いてやり、ベッドへと潜り込んだ。
「もう、さっきの様なのは嫌よ?」
綾芽はそう言うと、二人を軽く睨む。
「私だって二人にお返しがしたいんだから」
彼女は二人の頬に口付けるとそう言って身を起こした。
「今度は私の番ね?」
そう言うと彼女は交互に二人の身体に口付けを落としていく。
一度鎮まった彼等の熱は、彼女の口付けによって、再び一か所に集まっていった。
どんなに快楽を与えても、彼女がそれに堕ちる事はない。
だからこそ、こんなにも惹かれたのかも知れない。
「フレデリク、この辺にしておこう。綾芽が気を失ってしまったら…」
そう言ってウィリアムが手を止める。
確かに兄の言う通りだと、フレデリクも彼女の中から指を引き抜くと、未だ快楽の中で痙攣が治まらない綾芽の身体を温かいバスタブへと沈めてやった。
仮住まいの浴室である為、バスタブも狭く、三人で入るにはかなりキツイが湯を溢れさせながら、何とか身体を収める。
綾芽を真ん中に座らせ、両側から彼女を抱き締める様にして座る二人。
半分意識の飛んでいる綾芽の顔を蒸したタオルで拭いてやり、彼女の意識が戻って来るまで、彼女の頬や首筋に口付けを落としながら、二人は綾芽を愛しむ。
愛の言葉を囁きながら。
やがて綾芽の身体の震えが止まり、彼女の意識が回復してくると、彼等は彼女の身体を拭いてやり、ベッドへと潜り込んだ。
「もう、さっきの様なのは嫌よ?」
綾芽はそう言うと、二人を軽く睨む。
「私だって二人にお返しがしたいんだから」
彼女は二人の頬に口付けるとそう言って身を起こした。
「今度は私の番ね?」
そう言うと彼女は交互に二人の身体に口付けを落としていく。
一度鎮まった彼等の熱は、彼女の口付けによって、再び一か所に集まっていった。
