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幸せになるための魔法~一粒の雫~

第4章 鬼

入院中。

さすがに悪かったと思ったのか、反省の言葉は無かったものの、彼は毎日仕事の合間に、見舞いに来てくれた。

たった30分くらいだったが。



義母は、見舞いにすら来なかった。


それどころか。



「あなた、戌の日はいつなの?」


と、呑気に電話をかけてきた。



――――ああ、この人は悪かったとか、そういう気持ちは全くないのね…


私は呆れて、

「また先生に聞いておきます」


と短く返事をして、電話を切った。


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