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蝶の様に麗しく

第4章 3話

巡察が終わり、隊務から帰って来た俺は一くんと出くわした。

「あ、一くん!聞けた!?」

「ああ、実はな……」

一くんの話に、俺は目を見開いた。
へえ、土方さんってそういう系なんだ?

俺はふうん、と笑みを浮かべたまま頷く。

「なるほどねー、それで総司は悩んでるんだ!ありがとう。あとごめん一くん!俺ちょっと用事あるから!行ってくる!」

「あ、平助!?」

総司は土方さんに抱かれたのかー。
ちょっと気になるくない?

俺、男に興味はあんまりないけど総司なら少しはあるんだよね。
だって、総司は綺麗だからさ♪

肌も、体も、容姿もさ♪

鳴かせたくなっちゃうじゃん?
俺ってば、イケない奴(笑

俺は総司の部屋に来ると、襖越しに声をかけた。

「総司〜!いる?」

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