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蝶の様に麗しく

第4章 3話

「総司、どーしたのっ?」

「な、んか…暑い……」

俺は総司の真っ赤に火照ってく頰にピン!と閃いた。
そうか……これは、あれだね。

みんなはもうわかるよね。

媚薬じゃん!

俺はジロ、と総司を見た。
よく見ればさあ、総司ってかなり艶っぽい体してない?
えっちって言えばいいの?

俺はなんだか急に総司を抱きたくなった。

ニヤリ、と笑みを深めて総司の頰に添えて見る。

「んっ!」

「わあ、さすが薬屋だね。効き目十分」

左之さんたちはよく俺をからかうけど。
俺だって男だからさ。

女だろうが男だろうが、抱きたいときもあるんだよねえ?

「はは、総司。感じてるの?エロい」

「平助っ、んぁ!いったい、何を……やん!!」

総司を抱き寄せただけで、あららこんなに感じてる。
媚薬に面白くなってきた俺は総司の袴を脱ぎ捨てた。

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