
君は少しも悪くない。たぶん
第5章 100年先の、愛
「なーに難しい顔してんだよっ!」
ダイニングのテーブルに左頬をぴったりつけて、ぼーっとしていると、
「うわ柔らかいっ!」
と潤くんが右頬をぷにぷにと押してくる。
こないだも後輩たちに触られまくったばっかりだ。別に良いんだけど…
「潤くんに触られると、なんつーか」
「俺がなんだって?」
やべ。口にだしちゃった。
「いや、何でもない」
潤がつまらなそうな顔をして、俺をみてる。
「ニノさぁ…」
「今頭ん中半分くらい翔くんで埋まってるだろ?」
ズバリ言い当てられて、若干動揺。
「…じゃっかん?」
「ふーん。」
