
君は少しも悪くない。たぶん
第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!
もらった帽子をソッと脱ぎ、
ニノの頭を離したあと、
深い口づけをする。
何度も何度も
角度を変えて。
酸欠になりかけた脳は
ボーッとしていた。
乾燥していた唇は
お互いの唾液で輝いていた。
渇いた喉を潤すように
ガラスの机上にあった赤ワインの入ったグラスを手にとり、
ニノに見せつけながら
喉を鳴らして飲む。
2口目を口に含み、
唇で、半開きになった彼の唇をノックする。
口移しで赤ワインを与え
飲み干したのを見届けると
物欲しそうな彼の目が覗く
It's a show time.
彼をフワッと抱き上げて、ベッドルームに行った。
そんときに聞こえた気がした甘い声は、
聞かなかったことにしてあげた
キングサイズのベッドの真ん中に
少し乱暴に彼をおろす。
仰向けに寝た彼を
上から下まで舐めるように見る
まるで、視姦するように…
焦らされた彼は
両足を内側に擦った。
彼の顔の両サイドに手をつき
たっぷり5秒間見つめあう。
どちらからともなく
深いキスを求めた。
舌が絡みあい
口を少しでも外すと
銀に光る糸が伸びた。
