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誰かお願いつかまえて

第6章 ペットでもいいから



『……っ! 見てたの!?』



…しまった




「…」




俺が黙っていると幸村は無理やり手を振りほどいて、俺から距離をとった。




『……川端には関係ないから』



「っ!」





やめてくれ

そんなふうに睨むのは――




『岡崎さんは、あんたと違って私が辛いときにそばにいてくれたの!!
励ましてくれたの!!


あんたみたいに無理やり連れ出したんじゃない!
あんたみたいに……!!』





なんで、お前が泣くんだよ…







『……もう、仕事以外で関わらないで』





そう言って幸村は出ていってしまった。







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