誰かお願いつかまえて
第7章 家庭崩壊……?
寄りかかってくるとか想定外なんだが!!!
可愛すぎて社内だということも抜けていた…
まぁ、川端が見てるのには気づいてたが…朝の仕返しだ。
だが、あんなに怒るとは思っていなかった。
幸村はまったくわかってないようだったけど…
「―き!おい、岡崎!聞いてんのか!?」
「…あぁ!悪い。ぼーっとしてた」
木村に呼ばれていたようだ。
「…幸村さんに夢中になって仕事を疎かにすんなよ?」
「というか、夢中にならないでください。歳と顔を確認した方がいいですよ」
「おい、南!俺も岡崎と歳は同じだ」
「じゃあ木村さんもこれを機に確認したらどうですか?」
俺を無視して繰り広げられる言い合い。
なんだこの営業事務コンビ…
「あー、うるさい!いいから席もどれ」
2人の背中を押して俺もデスクに戻る。
…川端、暴走しなきゃいいけどな…
――岡崎優也side――End