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誰かお願いつかまえて

第8章 持つべきものは………



「保守的ねぇー…


どうせ1回面倒見た人の方が安心して任せられる、とか考えたんでしょ?」




……そのとおりでございます…



「ただでさえ1歩リードしてるんだから "川端 駿" って方に巻き返しのチャンスあげなきゃ!

その方がおもしろ、じゃなくて、ナミのためになるわ!」




…今、面白いって言おうとしたよな?

てか、決めてたんなら俺に聞く必要なかったんじゃ?



「じゃ、電話しちゃおー」



幸村、俺はこのとおり惚れこんだ夏海の尻に敷かれてるから何もできないけど、がんばれよ……



幸村の寝顔を見ながら俺は幸村の今後を応援することにした。


……隣では何やらおかしな電話をする彼女がいるんだが………




――杉下 遼side――End




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