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誰かお願いつかまえて

第3章 恋愛相談??



ようやく到着して3人で座っているのはBAR。

いつも会社の飲み会で使う居酒屋だと思っていたら、岡崎さんが今日はこっち、と連れて来てくれた。



(それにしても似合うなぁ…)

薄暗いBARのカウンターに座る2人は、なんだか妙に色気がある。

会社の女の子たちが騒ぐ理由が今ならわかる気がした。

(右に川端、左に岡崎さん、その間の私だけ見劣りしてるだろうな…)

ため息をついてお酒に手を伸ばす。

「弱いんだから程々にな」

「酔って話せないなんて言わせないからな!」

『話すって……

あの、今更なんですけど、ほんとに聞きます?

よくよく考えたらどうしようもない話なんですけど
…』


南ちゃんに話したことで私はある程度すっきりしたし、あのまとめた話を思い出すとつくづく自分の愚かさが浮き彫りになって…



「話せ」

「まとめなくていいから、1から話してみろ」


2人とも聞く気満々ですか……




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