
先生…お願い。早く治して・・・
第76章 久々に石川先生と高梨先生とのダブル治療(後編)そして戻る記憶
いつもならスイッチを入れた瞬間、その刺激に耐えられず、石川に止めてと必死に懇願する綾だが、今回はいつもと様子が違う
『んっっ…。やぁっ。ん、ん、ん…。』
確かに、その刺激に反応はしているものの、いつもほど辛そうじゃない
もちろんいつも綾の様子を見てきた石川には、綾のその反応の薄さが気になった
石川は冷静に綾の表情を気にかけつつ、モニターに映し出される数値を真剣に見つめていた
始まって何分経っただろうか
3分から5分位?
綾にとってはいつもより耐え難い刺激では無いものの、この状態は恥ずかしさもあいまって、長く辛い時間に変わりはない
