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先生…お願い。早く治して・・・

第80章 石川先生の魅惑の色仕掛け…後編




「取り柄ならあるぞ!とびっきりの」


先生はニコッと笑った




『えっ?』



「お前が知らず知らずのうちにやってる事が、俺を引き込むんだよ。」




???



「お前はいつも俺から逃げるから、俺はその度にお前を捕まえに行く…捕まえてもまだ逃げようとするお前をなんとか逃すまいと奮闘しなきゃならない。お前はいつも俺に捕まって泣くが、いつの間にか泣いて助けてと懇願する。
お仕置きされて、泣きながら感じるお前も変態かもしれないが、俺のせいで泣いてるお前の姿が俺は無性にゾクゾクするんだよ!だから俺もそういう面では変態だなw。もっともっと俺色に染まって欲しいんだよ。
俺無しでは生きていけない位に…」



『…先生?ちなみに…ですけど、、その為にわざと痛い治療とかしてるわけじゃ…ないですよね?』




先生は大声で笑う


「流石にそれは無いよっ!間違っても俺は医者だし、この病院の院長だぞ。痛い治療になるのは、お前が治療拒否して勝手に悪化させてるからだろっ!」



『…ははッ。。ですよね。』




「でも俺以外のやつに、治療されて泣いてるのは正直、内心いらだつ…。俺にやられて泣くのは良いけど、他のやつに泣かされるのは、本当は嫌なんだよ。ただどうしてもそういう場面は絶対あるからしょうがないのは分かってるんだけどなっ。。」




『えっと…、その取り柄…、私としては複雑ですが、、でも先生に好きって思ってもらえるのは…嬉しいです。』


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