
先生…お願い。早く治して・・・
第80章 石川先生の魅惑の色仕掛け…後編
綾は石川の胸に顔を埋めたまま
『先生…好き。大好き』
「あぁ。知ってる」
胸に埋めた綾の頭に手を回すと
ぎゅっと強く抱きしめた
この幸せな時間がずっと続けば良いのに
2人は同じ事を思っていた
綾はゆっくりと胸に埋めた顔を起こすと
『私、早く大人になりたいな…』
と呟いた
「ん?」
『私、あまりに幼稚で無知だし。先生の為に出来ることも何も無いし。』
「良いんだよ。お前は俺の側にいてくれればそれだけで」
『ヤダよ。そんなの…。」
