テキストサイズ

先生…お願い。早く治して・・・

第82章 司馬先生の診察…そして治療



もう逃げ場は無い


だって、相手は司馬先生だ…。。


石川先生ももちろん怒ると怖いが、司馬先生はもう見た目から怖いし、今まで何度も怒らせ怖い思いをしてるから、それを想像するだけで本当に怖い。。。



それに、お腹も思った以上にどんどん痛くなる。

嫌だけど、、怖いけど、なんとかして欲しい…という気持ちも無いわけではない。



とりあえず言われた通り素直に全て脱ぎ、清水さんが持って来てくれたブランケットを身体に掛けベットに横たわった




しかし、準備は出来たが、“ハイ!良いです!”という勇気はない



薄いカーテン越しだ、先生が歩いているのか座っているのか…、私にも分かる位だ…。私が準備が出来たのは先生も気付いているだろう




少しすると



「もう良いか?」

司馬先生からの一言に、一瞬ビクッとしながらも
今にも消えそうな声で


『はい…。』と答えた



司馬「開けてくれる?」




清水は、「はい」と答えると




「開けますね!」と中にいる綾に声を掛けカーテンを開いた





清水がカーテンを開け終えると司馬は、ゆっくりと重い腰を上げ近づいて来た




緊張と恐怖で胸元でブランケットを強く握った



司馬「じゃ…胸から診てくぞ!出して。」


抑揚のない静かなるトーン…
もう余計に怖い。。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ