テキストサイズ

先生…お願い。早く治して・・・

第82章 司馬先生の診察…そして治療




「大丈夫ですよ!少しブランケット下げましょっ」


司馬先生とは対照的にとても優しい笑顔の清水さん。




よくぞこの冷徹な司馬ワールドの世界に一緒にいて、その圧に飲み込まれる事も無く、笑顔でいられるなんて…凄い看護師さんだな…。。



なんて余裕も無いのにそんな事を…




私は逆らう様に胸元でブランケットを握る手に力を込めた



司馬「ほ〜らっ。」

おもむろにブランケットを握る手を引き離され、頭の上で押さえつけられた


綾『やだぁ!』


抵抗したがビクともしない…




清水「ごめんね。少し下げますね。」

そう言ってブランケットを胸の下まで下げられ、小ぶりな綺麗な胸が2人の前で露わになる




流石は司馬先生の専属ナースだ、司馬先生の望んでる通りの的確な仕事だ



綾『やぁッ…ッ!』


綾は咄嗟に短い悲鳴を上げた




司馬「大丈夫だから、ジッとしてろ。」




綾は恥ずかしさで顔を背けた



司馬「清水さん…押さえてて!」

 
ボソッとつぶやく




清水「はい。」



司馬は押さえる手を清水さんに受け渡した




司馬「じゃ、ちょっと触るぞ。」


そう言うと左胸の膨らみを丁寧に触診し始めた



司馬先生の目はとても真剣で、何かを探る様に、指先まで神経を研ぎ澄まし触診していく



綾は恥ずかしさと、恐怖でその手から逃れようと動く



「ほらっ、動くな!!ここはどうだ?痛くないか?」


コクンっと頷く


そのやり取りが何度か続いた


今度は乳首の根元…恥ずかしさと、恐怖と、緊張…


強すぎない様に、手加減してくれているのは私にも分かる



「どうだ?大丈夫か?」


ドキドキしながら、コクンと頷いた




「んぅ…。じぁ、最後は乳頭部分に溜まってないか見るぞ」


司馬先生は親指と人差し指で乳首を摘むとギュッと力を込めた



『んっ…』

少し顔を歪ませたが、正直いつもより全然痛くない


「痛く無いか?」


綾はコクンと頷いた




「大丈夫そうだな…」


司馬先生はボソッとつぶやいた




ストーリーメニュー

TOPTOPへ