
先生…お願い。早く治して・・・
第83章 超ドSな司馬先生と甘々な高梨先生の治療編
どんなに嫌がっても、先生たちが止めてくれるわけが無い
司馬「清水さん、クロロ1mg用意して?」
司馬はいつも通り、淡々とした口調だ
清水「はい」
清水は言われた通り薬を注射器にセットすると、銀色のトレーに入れ、司馬の元へと持って行った
司馬「ん。」
言葉短く、司馬は清水さんからトレーを受け取り、
高梨の目を見た…
それは、“押さえておけ”…という司馬からの合図だ
どんなに可哀想でも、それは医師としての役割だ
高梨「よーし!綾、最後注射1本打ったら終わりだ!!すぐ終わるから、パッとやって終わらせよっ?」
そいうと抱き抱えた綾の両腕を背後から掴み、押さえた
綾『やだ〜!先生離して!!!おねがいっ、やだぁ〜!!注射やだぁ〜もうしない!何もしない!!』
綾は泣き叫んだ。。
司馬「大丈夫だ!すぐ終わるっ、じっとしてろっ!」
司馬は先程触診した部分をアルコールを含んだ脱脂綿で拭いた
スースーとした感触が注射のカウントダウンとなり、恐怖心が一気に高まる
綾『お願いやだーーーっ!!!離して〜!!!』
高梨「綾!!大丈夫!動かない動かない!」
高梨は抑える腕に力を込めた
綾『先生離してってば〜!!お願いやだぁ〜!!』
