先生…お願い。早く治して・・・
第18章 初めての治療(前編)
宮田は綾の腕を押えたまま
“すぐに終わりますから、ちょっとの我慢です”
恥ずかしさと痛さで、身体をよじるが宮田に腕を押さえられている為、動かせない。
『…んっ…っ…ぃたい…っ…いやぁっ…離してっ』
背けていた顔を歪ませ、我慢しても痛くてつい声が漏れてしまう。
石川に薬を念入りに擦り込まれたピンク色の小さな突起は固く勃起していた。
「痛いよな…ごめんな…。」
『……ん"っ……せんせっ…ヤダ…』
「もう少し我慢してっ。この薬には麻酔が入っているから、治療するとき出来るだけ痛くない様にする為だから」
顔を背ける綾の顔には、恥ずかしさと苦痛の表情を隠すかの様に、綾の栗色の柔らかな髪がサラリと顔を覆う。
「 よしっ、良い子だ。よく我慢したね。」
先生は手袋を外す。
宮田も押さえていた腕を緩めると、捲りあげていたキャミソールを戻してくれた。
未だすすり泣く綾に更に先生の追い打ちがかかる
「薬が効くまで少し時間がかかるから、その間お腹のほう診ていこうね」
『 ヤダぁ〜、もうヤダ〜』
子供の様に泣きだしてしまった。