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先生…お願い。早く治して・・・

第85章 才色兼備な【元・彼女】と、自信の無い【今・彼女】




石川はマスクを綾の口元に当てる


石川「頼む。」




梨沙「うん。分かった」



梨沙は気を失った綾の腕に点滴を打ち、少量の麻酔を入れた




梨沙「良いわよ、バイタルも安定。」




石川は綾の口元に当てていたマスクを外し、治療の準備を始めた。




石川「悪いな…梨沙、付き合わせて。」





梨沙「良いわよ。どうせ暇だし!これで昨日の借りも返せるし!!付き合うわよ〜!」


フフッと笑う





石川は胸の数値を測る機械を綾の側に寄せると
綾の病院着の紐を解き、胸を露わにした



石川「治療の前に胸の数値を測る。」



石川は綾の胸にジェルを乗せ、その機械で胸の中の数値を測定した



石川は鼻から大きく息を吐く様に、ため息をついた




梨沙「どうしたの?悪いの?」





石川「…ん〜、良くはないが、大丈夫だ。。」




石川は胸に塗ったジェルを拭き取ると、準備していた大きな注射器を手に取った



小ぶりながらも綺麗な左胸の膨らみにゆっくりと注射器の針を刺していく…

そして溜まった物質をゆっくりと抜きだす


血液が混じった赤茶色の物質が空の注射器いっぱいに溜まっていく



石川「よしっ…。」


ゆっくりと針を引き抜く


再度胸にジェルを塗り、数値を測定し確認する


石川「よしっ。大丈夫だ…」






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