
先生…お願い。早く治して・・・
第86章 元カノと石川先生の治療
次に手に取ったのは、特殊な注射器だ
針はとても細く短い。
麻酔はかけているものの、つい大丈夫かと綾の顔を見てしまう
石川は綾の小さくピンク色の乳首をアルコールで消毒すると、意識もないのにツンとその場所は固くなる
少し勃起したその乳首を親指と人差し指でそっと支える様に優しく摘む
石川『ごめんな〜、チクッとするぞ〜」
意識のない綾に声をかける
そして、その小さな突起に針を向け、ゆっくりと慎重に針を刺し、薬を打ち込んでいく
一旦引き抜くと少し位置をずらし、また刺していく。
梨沙「ねぇ…?」
石川「ん?」
梨沙「……。」
石川「ん?」
梨沙「…いつもこんなことしてるの?」
石川「注射か?」
梨沙「うん…。」
石川「あぁ、そうだ。いつもは全身麻酔なんてしないでやってるけどな。」
梨沙「見てるだけで痛そう。泣いて嫌がるのも無理はないわね。」
石川「本当、その通りだよ…。元々、極度の医者嫌いなのに、毎回俺たちが無理矢理押さえてこんな治療してるからな…。正直どれだけ痛くて怖い思いさせてるか、なんとかしやてやりたいんだけどな。。」
石川は3方向から、丁寧に注射を打ち込み針を引き抜いた
石川「よしっ。」
小さな乳首は右の乳首と比較にならない程、赤く大きく腫れ上がり、見てるだけで痛々しい
最後にまだ炎症の治まっていない左脇のリンパ節には炎症を抑制する薬を打ち、胸の治療は終わった
石川「よしっ。。これでなんとか治まってくれれば良いんだけどな…。。」
石川ははだけた胸を隠すように、薄いブランケットを上半身に掛けた
