
先生…お願い。早く治して・・・
第86章 元カノと石川先生の治療
石川は細いチューブを手に取ると、機械に取り付ける
石川「ちょっとごめんなぁ〜」
麻酔で寝ている綾に声を掛けながら、ゆっくりとクスコを挿入し、入口を広げた
そして子宮まで到達する長く細いかんしを手に取ると、広げられた蜜部に入れていく
石川「ごめんなぁ〜ちょっと痛いぞ〜頑張ろうなぁ〜」
届かない声を掛けながら、鉗子で子宮の入り口を少し広げ、そこからゆっくりチューブを入れていく
石川「…本来はさ、この物質は性的な刺激で出る分泌物と混じって排出されるんだ。だから正直、子宮内に溜まっているのは考え難いんだけどな…。」
梨沙「昨日の夜、司馬くんが言ってた数値ってのはこの事だったのね?」
石川「あぁ、そうだ…。だけど取りきれなかっただけでなく、最悪な事に昨日司馬が取った分以上に増えてる…。。
まぁだけど…ここまで量が多いと、少なからず子宮内に溜まっている可能性はゼロでは無いはずだ…。
だから、一か八かせっかく麻酔効いてる内に、子宮内の物質を抜こうと思ってな。」
子宮内に到達したチューブはズズズズッという音を立てて、溜まった物質を吸い上げていく
石川「ん〜。。まぁ、こんなもんだろうな。いくらかでも取れただけ良い…。」
石川はゆっくりとチューブと鉗子、クスコを引き抜く
石川「よしっ、良く頑張ったね…」
意識のない綾に優しく語りかけると、蜜部を綺麗に拭き取った
梨沙はそんな石川を見てフッと笑った
梨沙「大事にしてるんだ…」
石川「えっ?」
梨沙「その子…」
石川「ん、、んぅ…まぁ〜な。」
梨沙「で、どうなの?」
石川「ん?何が?」
梨沙「数値よっ…取れたの?」
石川「いや…、まだ全然だ…。。最低でも30位まで数値を下げなきゃいけないんだが、今取ったのも引いても92もある…。はぁ〜、、、麻酔抜けたら、可哀想だが治療しなきゃな。。」
参ったな…そんなため息を一つ吐いた
