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先生…お願い。早く治して・・・

第86章 元カノと石川先生の治療




梨沙「こんな有名な総合病院の院長が女子高生に手を出したなんてバレたら、病院だけじゃなく、ゲンもただじゃいられなくなるわよ!」



石川「大丈夫だよ!別にバレたって!!この子の親も公人だし、一応一線は超えて無い!」




梨沙「まぁ、さっきの検査見たら、処女なのは気付いた。そんなに好きなのに、手…出さないなんて!本当に大切にしてるのね。そこまで覚悟して付き合ってるなんて、、完全にフラれたわ!」




石川「梨沙、今出来る治療は終わった。」





梨沙「じゃ、覚醒させるわよ…。」





石川「あぁ。」




梨沙「…麻酔も浅く掛けてたし、今、拮抗薬入れたから5分〜10分もすれば覚めると思うわ!」





石川「んぅ。ありがと。悪かったな…せっかくの休みなのに付き合わせて。」





梨沙「ショックだったけど、ゲンの彼女も見れたし、私もいつまでも玄の事、引きずらず吹っ切れたし良かったわ!」



ニコッと笑って見せた梨沙に、

石川もニコッと笑い返した




石川「梨沙、あとは良いぞ!ここからの治療は流石にお前の前では出来ない…。」





梨沙「うん…そうね!私もそこまで見てられる程強くないもの。でも麻酔が切れたのだけは確認させて?そしたら帰るわ。」






石川「分かった。悪いな…。」






梨沙「でもさ…、彼女、目が覚めた後も麻酔入れる前と同じ状態だったらどうするの?あの状態でも治療するの?」




石川は、まだ目覚めぬ綾の顔を切なそうに見つめると




石川「ん〜ぅ〜。。そうだな…。それでもやらなきゃいけない…」





梨沙「…でも危ないわよ…あの精神状態。」





石川「あぁ〜。分かってる…分かってるよ…。それでもやらないと、精神の前に身体が壊れる。だから俺じゃないとダメなんだ。」








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