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先生…お願い。早く治して・・・

第87章 石川先生の特別治療①




石川は目覚めたばかりの綾の頭を優しく撫で、顔を覗き込む





石川「本当に気持ち悪くない?ん?」





綾『…やっぱり、、ちょっと……。』



元々、人一倍色んな物に反応しやすい体質ゆえに、反応しないわけがない




石川「んぅ。だよな…。あっちで少し休もう!」







石川「さっ、俺の首に手…回して!」


綾は言われた通り、石川の首に抱きつく様に腕を回した




石川「よしっ!!行こっ!」


石川は診察台に横になる綾を抱き抱えると、自分の部屋へと連れて行き、ベットにゆっくりと下ろした。




石川「大丈夫。軽く麻酔掛けただけだから、少し休んだら直ぐ抜けるよ。」



綾『うん。』

小さく頷いた



先生はニコっと微笑み、綾の前髪をかき上げる様にオデコに手を当てた




石川「ん〜。。まだ熱は高いね。頭は痛くない?」





綾『んぅ。大丈夫。』



石川「そっか、良かった。少し頭冷やそうな。待ってて。」




石川は、綾の身体に薄い布団を掛けるとキッチンへと行き、氷枕を作ると頭の下に敷いた



ひんやりと、冷たくて気持ちがいい



数週間前、お仕置きされて、お尻…冷やされたな〜
なんて、熱でぼーっとする頭で思い出してしまった。





石川「どお?」




綾「え?あっ、、うん。冷たくて気持ちいい」



石川「良かった。」


先生は嬉しそうに微笑んだ



石川「寒くないっ?」



綾『大丈夫。』



石川「後2、30分もすれば、気持ち悪いのも抜けるからね。」


綾はコクンと頷いた。



石川「それより、朝から何も食べてないから何か食べないとな!何食べたい?」






綾「何…って、、まさか先生が作るの?」




石川「あぁ。でも、お前がいつも食べてる様な物は作れないぞ!独身男が作る物だ。大したものは作れないから期待はするなよ!パンとご飯ならどっちが良い?」





綾「ん〜……。。。」





石川「食欲ない?」




綾は小さく頷いた。


石川「ん〜。熱もあるからな…。食欲がないなら、お粥でも食べるか?少し位なら食べれるだろ?」




綾『うん』




石川「よし分かった!美味しいの作ってやるよ!その代わり、出来上がるまで大人しく寝てなさい。良いね?」





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