
先生…お願い。早く治して・・・
第88章 石川先生の特別治療②
先生は、恥ずかしさで硬直する私を優しく抱きしめると、
石川「ベットに行こうか…」
そう言って膝裏に腕を入れるとひょいと綾を持ち上げた
先生に抱えられ、胸の中から見上げる先生の顔は本当に王子様の様に素敵で、まるで自分がお姫様になったかの様に錯覚してしまう
時折、意地悪をする王子様は、ベットの上に優しく私をおろした
目の前には大好きな先生の顔が…
そして石川は、真っ赤に火照った綾に優しく微笑みかけると
頬を優しく撫でる
石川「好きだよ…」
そう言うと、ねっとりと優しいキスをした
綾『……んっ…ぁ…っ…んっ…っぁ…』
キスがこんなに気持ちが良いなんて、
先生にキスをされる様になって知った
もう何も考えられない
頭がの中がボーっとする
別れを惜しむかの様に、2人の唇はゆっくりと遠のく
先生の目はとても優しく、余裕のない綾の
顔を見てニコッと微笑む
石川「少しはキスに慣れた?」
クスッと笑う
綾『…な、慣れるなんて無理ですっ!』
石川「どうして?」
綾『だ、だって…、せ、先生の顔、見るだけでドキドキしちゃうのに、、キスに慣れるなんて、、無理です!!』
真っ赤な顔で恥ずかしそうに、先生の目から視線を逸らす
石川「そんな事言ってくれるなんて、嬉しいよ!でも、お前にそんな顔されて、、俺だってそんなに余裕はないよっ。」
え?っと綾は逸らした視線を元に戻す
石川「俺に触れられて、キスしただけで、こんな顔しちゃうんだよ…!…綾のこんな顔、可愛すぎて誰にも見せたくない。なぁ、俺以外の男の前でこんな顔しちゃダメだよ。」
石川は赤く高揚した綾の頬を、大きな手でそっと触れた
先生の温かくて大きな優しいその手が大好きだ…
でも、その優しいその手は、時に私を沢山いじめるのだ
