先生…お願い。早く治して・・・
第88章 石川先生の特別治療②
石川「綾、、、、好きだよ…。」
先生の目は、真っ直ぐ私の目の奥を覗く
いつになくその目は真剣で
私はまるで魔法にかけられたかの様に、
身体は石の様に固まったまま動く事が出来なかった…
綾『せんせ…んんっ…っ』
言いかけたその言葉を遮る様に、石川は綾の唇を奪った
先生らしくない、唇を貪る様なキス
こんな石川先生の姿……誰が想像出来るか…
きっと誰も想像出来ないだろう
先生の荒い息遣いと唇と唇が触れ合う唾液の音。
いつも以上に耳元に響く…。。
それは私が想像していた以上に、
自分のまだ知らないこの世界は大人の場所だった。
その世界を知らない私は、不安?恐怖?それとも期待なのか、いつも以上にバクバクと胸が高鳴なった
綾『んんっ…っ、っんっんはぁっ…っ』
激しいキスに綾の呼吸はいつも以上に苦しく乱れ、そのキスについていく事が必死で何も考えられなかった
いつもなら私を気にかけ、何かしら言葉をかけてくれるのに、今日の先生はどこか違う…
そして貪る様な激しいキスは、綾の首筋へと移動する
綾『はぁはぁ〜っ、せん…せぇ…っ』
ようやく苦しさから開放され、酸素が身体をめぐる
先生の手は、綾の頭や顔、耳裏などを愛おしむ様に撫でまわしながら、首筋へとキスをする。
頭がクリアになったせいか、先生の愛撫に身体が敏感に反応する