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先生…お願い。早く治して・・・

第88章 石川先生の特別治療②



耳元で意地悪な言葉を言われるだけで
じわっと蜜部から何かが溢れて出たのが自分でも分かる



石川「ねぇ〜…。

この状態で先生、綾の一番好きな所…触ったらどうなるかなぁ??」



目の前にいる先生の服の端を掴むと


綾『ダメっ!!!やめて!!!』

赤らんだ顔で目を潤ませた



石川「だからそれ…、、俺には逆効果だよ」


??


石川「言ったろ?俺にイジワルされて泣いてるの、ゾクゾクするって!」




なんか、そういえば前に言ってた…



石川「それともそれ…、、分かってて、やってんの?」



先生は「どうなんだ?」と問いただす様な目で私を見つめる




綾『違うッ!!!』

絶対に違う…、全力で否定した



石川はフッと笑うと

石川「知ってるよ…。お前にそんな余裕がない事くらいな!」


綾『……ッ。』




普段の優しい先生は?






もしかして…
時折見せるこの冷酷な王子様が本当の姿なんだろうか…



私は完全に、この王子様の手のひらで弄ばれている…


こんなに意地悪なのに…

それなのに…

先生の表情、声に目、私に触れる手の感触…

その全てが私の五感を揺さぶる


どんな先生も、たまらなく好きなんだと思う


自分が思ってる以上に、
好ききなってしまったのかもしれない


きっとこの先も、先生以上に好きになる人とは
出会わないだろう…


それだけ私にとって先生は特別…


でも、先生にとって私は、どうなのかな?



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