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先生…お願い。早く治して・・・

第89章 石川先生の特別治療③



石川「…、、分かった。そこまで覚悟してるなら俺が治療してやる。」



綾『ほんと?』



石川「あぁ、本当だ…。その代わり、俺は忠告したからな?しっかり耐えろよ?」



そんなに真顔で…

真っ直ぐな目で…脅迫めいた事を言われると…




綾『……』



怖いというか…

自信が無くなるというか…


不安が強くなる。。



そんなに辛い事?
先生が治療するって……




私はこれまでも、何度も先生の治療は受けてきたし、
分かってるつもりでいたけど、
いつもと何か違うの??



聞くことも出来ず、今はただ不安を胸に抱えるしかなかった





石川「それじゃぁ、数値だけ確認したら、一旦抜くぞ。」



蜜部に咥えられた機械で今の数値を確認する



ピピッと音が鳴り、モニターに表示される

83…

正直、治療は機械なくして簡単に下げられる数値ではない


連日の治療と炎症の強さから、熱もあり、ただでさえ身体に負担が掛かっているのに果たして綾は長時間の治療に耐えられるのだろうか…



石川「抜くよ…。」


蕾を根元から押さえていた圧が弱まると
先生は蜜部に咥えられていた機械をゆっくりと抜き取った



綾『んッ…っ…。』




抜き取った機械を洗浄機トレーに戻した



どう攻めるか…


出来るだけ身体に負担は掛けられない



石川「いいか?綾…。。もし俺の治療にどうしても耐えられなかった時は、分かってるな?」




綾『…。。』



石川「その時は、悪いが、どんなに嫌がっても入れるからな。」



先生の真面目な目…

これは意地悪とかそんなんじゃない、先生としての顔だ…





綾『……っ。』





石川「お前が耐えれば良いだけの話だ…」



綾『…………んぅ。。。。』




さてと、83か…

どうしたもんかな…



まずは20…
今の綾なら、いけるか…



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