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先生…お願い。早く治して・・・

第90章 石川先生の特別治療④



石川は、小さく溜め息を吐くと



石川「よく頑張った…」

と意識の無い綾に小さく声を掛けた







石川は綾を抱き抱えると
部屋に隣接する診察室のベットへと運んだ




散々焦らされイカされ、愛液で溢れたその場所を綺麗に拭き取ると、膣内洗浄を施し、最後に膣鏡を蜜部に挿入し数値を測った


ピピピピッ…

表示された数値は18…


良かった……

体調も思わしく無い中、90を超えた数値を見た時には、正直ここまでの数値は絶対に不可能だと思っていただけに、ここまで下げれたのはかなり一安心だ




石川「はぁ〜良かった…。本当頑張ったな…あや。」



ただ今日は胸への注射や炎症物質による影響で益々熱も上がるだろう。

それに今までとは違う胸の炎症も気になって仕方がない…

やはり詳しい検査が必要だな…




この2日で
司馬と高に治療され、取りきれず一晩中熱と痛みに耐え、そして精神が壊れそうな程の恐怖の中で、麻酔して治療して、そしてこの高値脱却の為に散々俺に責められて…


これだけ嫌いな治療を泣きながら必須で乗り越えた綾を、
心から褒めてやりたいと思った



石川はデスクにある電話を手に取ると、ボタンを押す


「はい。ICU伊藤です。」


ICU担当看護師の伊藤さんだ




石川「お疲れ様。今、ICUのベット空いてたよね?」



伊藤「お疲れ様です、院長。はい、ベットなら空いてます。」



石川「良かった。今から連れて行くから用意しててくれる?」



伊藤「分かりました。すぐ準備します。」




石川「ありがとう。患者の名前は “進堂 綾” だ。宜しく頼むね。」




要件を済ませ、電話を切った

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