テキストサイズ

先生…お願い。早く治して・・・

第91章 久しぶりのICU治療室



石川は綾の額に手を当てる


高いな…


石川「高、悪い、体温計取って?」


高梨「はい。」


石川は体温計を受け取ると

石川「あや〜、お熱だけ測るよ〜?何も痛い事しないからね〜ちょっと前開けるぞ〜」


そう言って病院着の胸元を緩ませると、脇の下に体温計を挟んだ



高梨「意識レベル低いですね…」



石川「…んぅ。」



石川は綾の手首を掴み脈を取る



体温計はすぐにピピピッと音が鳴り、石川は体温計を抜き取った



40.1℃…



石川「高、、抗生剤と解熱剤!!」



高梨「はい。」



石川「あや〜、ごめん…ちょっと胸の音聞くよ〜」

聴診器を手に取り、胸の音を聞く



高梨「点滴入れます。」

高梨は手際良く、綾の腕に点滴の針を入れた


綾『…んッ…っ…』



高梨「ごめんな…綾、もう針入ったからね〜」




石川「綾、今お薬入れたから大丈夫だからね〜」




綾「…ハァ~……ハァ~……ハァ~……」




石川「綾、眠いね〜ごめんなぁ起こして…。あと起こさないからゆっくり寝ような〜」


んぅ。。


綾は重い瞼をゆっくと閉じると、そのままゆっくりと眠りについた…




ストーリーメニュー

TOPTOPへ