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先生…お願い。早く治して・・・

第91章 久しぶりのICU治療室



夜の22:30を回った頃…


休憩室のドアを開けて入って来たのは、オペを終えて戻って来た石川だった…


石川「流石に今日は疲れた…。」

ソファにどふっと寄り掛かった



司馬「また食ってないんだろ?プロテインだけか?顔色悪いぞ!」



石川「あぁ〜。今日はそんなの飲んでる時間も無かったよ…。」




高梨「え?まさか何も食べてないんすか?」



石川「ぁ〜。。んぅ〜。」





高梨「…カップ麺でも食います?」



石川「あぁ〜頼む…お湯も入れて〜!」



高梨「は〜い!」



石川「綾は?どう?大丈夫そう?」


高梨「熱は37℃台前半まで下がったし、さっきまで起きてたんですけどね。院長に会いたがってましたよ〜」



石川「そっか…。」


そう言うとソファーから起き上がり、ICUの扉を開け綾の元へと行った


綾は呼吸も安定し、すやすやと気持ちよさそうに寝ていた



石川「ごめんな…起きてる時に来てやれなくて…」


寝ている綾の頭にそっと手を乗せ、小さな声で呟いた



石川は休憩室に戻り、高梨が作ってくれたカップ麺を手に取り食べ始めた



司馬「多分もう少ししたら伸、来ると思うけど、綾の診察したぞ?」



石川「え?伸が…?で?」


司馬「今に来る…直接聞けよ。
それより、とっととカップ麺食ってお前、少しは休め!!
身体持たなねぇぞ?」




石川「あぁ〜分かってるよ」



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