
先生…お願い。早く治して・・・
第93章 溺愛な石川先生と伸先生の治療②
綾『…んっ…っ…ヒッ…ック…ヒッ…ック…たぃ〜っ…やだ…ック』
もう胸の全部が痛い…
胸の奥から感じた事のないズキズキとした痛み
そして脇の下まで全部…
石川「綾…痛いか?」
綾『いたいぃ〜…っんっ…ック…ちゅうしゃっ…終わったっ…のにっ…いたいぃ〜っ…やだっ…せんせぇ〜いたいよぉ〜…』
注射が終わってからずっと、綾は未だ泣き止まず…
痛みと戦っていた
石川「ん〜。。よしよし、痛いな…。。これじゃあ寝るにも痛くて寝れないよな…。
綾、先生ちょっとだけ席外しても良い?痛み取れるか、伸とちょっと相談してくる。」
綾『…んっ…んぅ。』
石川は綾の頭をポンポンすると、隣の休憩室へと行った
隣接するドアを開け、中に入る。
高梨「院長もコーヒー飲みます?」
3人はソファーに座っていた
石川「あぁ〜、、、俺はいいや。」
そう言うとソファーに腰掛けた
司馬「どうだ?少しは落ち着いたか?」
石川「いや…しばらは無理だろうな。。けど司馬…、さっきは助かった。」
司馬「別にっ。」
石川「伸も、ありがと。」
伸「んう…。でも綾ちゃん、よく頑張ったよ…。。正直、相当…痛かったと思う。特に最後の一本は流石の俺でも躊躇しそうだったよ。」
石川「あぁ。今だに痛がって泣き止まない…。寝させてやりたいが、このままじゃ、折角治療乗り越えたのに、泣き過ぎて体力も精神も削られてしまう。」
伸「ん〜。そうだよな…。出来れば睡眠導入剤で寝てくれたら良いんだけどな…。」
石川「あの痛みだからな…効くか?」
伸「ん〜。どうだろうな…。正直難しいだろうな。。出来れば炎症の引きを見たいから、まだ痛み止め入れたくないんだよな…」
石川「ん〜〜ぅ〜。。だよな…。まいったな…」
伸「とりあえず、痛み止めは最終手段として、強めの睡眠導入剤で一旦試してみるか?」
石川「あぁ〜分かった。」
伸「んじゃ、今準備して持ってくよ。まっ、俺行ったら怖がられそうだけどな…っ!!」
石川「だろうな!!俺は綾の所にいるよ!」
石川は綾の所へと戻っていった
