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先生…お願い。早く治して・・・

第93章 溺愛な石川先生と伸先生の治療②



点滴に睡眠導入剤を投与した


石川「ついでに眠くなるお薬も入れたから、、これで寝れると良いんだけどな…。」



しゃくり上げ泣く綾の頭を優しく撫でる



伸「あとは、今はまだ痛み止め入れれないから、一旦少し冷やして様子みよう…」



石川「そうだな…。」




綾『…ッ…ック…いたいョ…っック…んっ…い、いたいっ…』



一向に引かない強い痛みに、入れた睡眠導入剤も直ぐに効く様子もなく、未だ綾の涙は止まりそうになかった





参ったな…どうにかしてやりたいが、
今は患部を冷やして、少しでも痛みが引くのを期待するしかないな…



石川「綾、少しベット起こすよ?」

リクライニングで頭側を起こすと



石川「綾、先生、一緒に寝ても良い?」



未だ声をしゃくり上げて泣く綾に問いかけた




痛過ぎて、言っている意味が…理解が追いつかない…



先生は白衣を脱ぎ、ネクタイを抜き取ると、座っていた椅子に置いた



そして、寝ていた綾の身体をゆっくりと起こし背後へと回る



石川「綾、そのままゆっくり先生に寄りかかってごらん」

綾は石川の胸の中に抱き抱えられた



石川「高、保冷剤ちょうだい!」



高梨「はい」



石川は高梨から1つ保冷剤を受け取ると



石川「綾、痛い所熱持ってるから冷やそうな…」

保冷剤を綾の脇の所に挟んだ


綾『んッ…たいっ…っ』



石川「ごめん、痛いね…ちょっと我慢して。高もう一つ!」


高梨「はい」




石川は高梨から残りの保冷剤を受け取ると


石川「綾、ゆっくり当てるからね」



そう言うと、綾の左胸の乳首の上にそっと乗せ、そのまま自らの手で保冷剤を押さえた



綾『んッ…ヒッ…い…痛い!いたぃっ…ック』



石川「ごめん…痛かったね。でも少しでも痛いの楽になる様に、少し冷やそう!先生、押さえてるから…な?」



保冷剤はひんやりとして冷たいのに…
保冷剤がずれない様に背後から私の胸を優しく包み込み
抱き抱え、押さえてくれている先生の手が、とても温かく感じた。


そして薄い布の袋に包まれた保冷剤は、痛みのある場所をゆっくりと冷やしてくれた







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