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先生…お願い。早く治して・・・

第93章 溺愛な石川先生と伸先生の治療②




高梨「院長のあんな姿、看護師に見られたら一瞬で病院内で噂になるだろうね。」





司馬「良いんじゃないか、別にもうバレたって。時間の問題だろ。そもそもアイツ自身、隠してないだろうしな!」



相良「SHINDOの社長令嬢だから、VIP中のVIP…。だから院長は特別扱いしてるんだろ…って噂にはなってるみたいだけど、まさか付き合ってるとは思ってないみたいだよ。」



高梨「年が年ですからね〜、そういえば腹減りません?もう9時半ですよ〜。もう売店閉まっちゃったし、カップ麺で良ければ入れますよ〜!いる人〜?」



いる!
いる!
いる!

3人口を揃える…



トントントン…



相良「はーい!どーぞ〜!」



「失礼します。入っても良いでしょうか?」

そこに立っていたのは、綾の執事、宮田だった。


司馬「良いぞ。」



宮田「失礼します。あの、お嬢さ…っ」



言い切る前に、マジックミラー越しに石川先生と綾が見え、言葉に詰まった




司馬「さっき治療終わった所だ」




宮田「そうですか…。お嬢様が心配で…」




相良「そうだよね。座ったら?」




宮田「ありがとうございます。失礼します。」


宮田はソファに腰掛けた



宮田「司馬先生と高梨先生に治療して頂いた日に石川先生からお嬢様をしばらく預かると言われて、その後、何度か電話は頂いたんですが、ICUに入れるから、しばらく来なくて良いと…。でも、やはり心配で、、この時間なら先生達にお会い出来るかな…と思いまして。」




司馬「確かに、今来てもお前に出来る事はないよ!もう少し落ち着いたら来い!」



宮田「でも…。。あの…お嬢様はどういう状態なんでしょうか?」




司馬「俺達が治療した日には数値が80後半まで上がっていて、いつもと違う感じはあったんだが、翌日には100近くまで上がって、」


宮田「100…?!!」

言葉に詰まった



司馬「そうだ…。お前なら分かるだろ。普通じゃないこの状態」



宮田「はい…。」



司馬「石川が一気に20以下まで落としたんだが、何がそうさせてるのか、胸の辺りに原因があるのは分かってはいたんだが、原因追及の為に伸に診させて、さっきその治療を終えた所だよ」




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