
先生…お願い。早く治して・・・
第95章 伸先生の再治療②
21:30を過ぎた頃、ようやく手術を終えた石川と高梨が休憩室へと戻って来た
相良「長時間の手術、お疲れ様〜!!」
と2人に声を掛けた
石川「本当疲れたな!」
高梨「本当に〜!!でも無事成功して良かったです!流石です!」
石川「そうだな!」
2人はソファーに傾れ込む様に、ドフッっともたれ掛かった
相良「そんなお疲れのお2人に、最近病院の近くに出来た人気のおにぎり屋さんの、おにぎり!!食べて疲労回復させて!」
と、相良は2人の前に買って来たおにぎりをおいた。
石川「おおー!!ありがとう!相良先生!気が効く〜!」
高梨「ありがとうございます!!頂きます!」
嬉しそうに頬張る
石川「美味っ!!最高!!!」
高梨「本当、うまっ!!!」
相良「良かった良かった〜!!」
2人の美味しそうに食べる顔を見て、相良先生も嬉しそうだ
司馬「なぁ〜おい、、疲れてる所悪いが、それ食ったらもう一仕事してくれ!!」
石川「ん?」
口いっぱいに米を頬張りながら、ん?と訊ねる
伸「それ食べたら、綾ちゃんの注射!」
それを聞いた石川の顔色が曇る
司馬「ちなみに、子宮の数値は50超えてて、伸が治療した。」
石川「げほっげほっ!!はぁ?伸が?なんで!!」
意図しない発言に司馬を睨みつける
司馬「俺はこの間の治療で、もう絶対嫌だって言われてるし、伸は注射は痛いかもしれないけど、基本優しいからな!だから伸にやらせた。」
石川「嘘だろ?はぁ〜〜〜。。。今のでどっと疲れたわ…。。」
伸「ちなみに、今は22位まで下がたよ!それに俺も司馬先生と同様に伸先生嫌いってさっき言われたんで、安心してくれ!」
石川「注射で嫌われるなら分かるが、何で嫌われるんだよ?何した!」
眉間に皺を寄せ問い詰める
伸「最後、ちょっと攻め過ぎちゃったから…かな〜?」
兄貴の顔を見れず、視線をずらした
石川「攻め過ぎた?はぁ〜〜?」
伸をギロっと睨みつけた
伸「だって、この間だって100近い数値、20切る所まで意識飛ばす位まで兄貴、攻めてたみたいだし、、綾ちゃんの反応見て、てっきりもう兄貴最後までやってるもんだと思って…」
石川「やってねーよ!!」
