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先生…お願い。早く治して・・・

第97章 嘘つき…




石川はお構いなしで、淡々と検査を進めていく



石川「んぅ〜……、、、ちょっと赤い…かな…ぁ……。。。もう少し奥の方診るよ〜綾、先生痛い事してないよ?大丈夫だから頑張ってジッとしてて…」




綾『だってぇ〜んえっ…んえっ…ック…せんせ…やだぁ〜…ヒッ……ック……んっ…んえっ…』





石川「…ここか…。。」

一際赤みが強くなっている部分がモニターに映し出される




石川「綾、ちょっとだけ奥の方、赤くなってるね。お腹痛いのはこのせいかな。。」



出来るだけ怖がらない様に伝えたが、どんな伝え方をしても、連日の治療で極度の恐怖心の塊の綾には無駄だった




綾『お腹なんて痛くないっ!何もしないからね!』




石川「そっかそっか、お腹痛くないなら良かった。でも、酷くなるとお腹痛くなっちゃうから、そうならない様に、今のうちに消毒して薬塗っておこう…な?」


そう言って立てた膝をポンポンと優しく叩いた



綾『やだ…っ、やだ…っ、やらない〜!!お腹痛くないならやらくても良いでしょ!!ねぇ〜何もしない〜!』


綾は嫌だと必死に首を横に振ったが、もちろん先生がやめてくれるはずがない




石川「後藤さん、消毒から行くよ〜。一番長いのくれる?」



後藤「はい。」


後藤は長い綿棒の先端に消毒液を含ませ、石川に手渡した




石川「綾、すぐ終わるからな!」





綾『やらないってばぁ〜!お願いやだぁ〜それやだ〜やらないぃ〜お願いやだってば!!』



一度同じ様に酷くなった時に朝昼晩の3回、石川先生と高梨先生に、泣く泣く治療された辛い記憶は鮮明に覚えているもんだ…



石川「動かない動かない!出来るだけ痛くなく早く終わりたいんだったら動かない!!ほら、入れるよ。」



ゆっくりと蜜部に長い綿棒が入っていく…


膣内の様子はスコープによってモニターに映っている為、モニターで綿棒の位置を確認しながら奥へと進めていく



石川「一瞬我慢な…。」


その言葉の直後…、悲鳴と共にビクッと反射的に腰が浮く




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