テキストサイズ

先生…お願い。早く治して・・・

第98章 別れ…それとも…




綾『こわい…んぅっ…ヒッ…ック…いたいっ…痛いよ…っ…んんっ…せんせ……ぃたい…』



痛み止めが完全に切れ、痛みの波は常に高いまま…治らなくなって来た




石川「綾、洗浄して消毒したら、すぐに薬と痛み止め入れるからな…」





石川「伊藤さん、膣鏡。あと洗浄機とバキューム用意しておいて〜」




伊藤「はい。」



伊藤は一番小さいサイズの膣鏡を石川に手渡した




石川「はい、ありがとう」




石川「綾〜、大丈夫だからゆっくり深呼吸するよ〜。先生に合わせてゆっくり深呼吸してみよう…。」



綾は泣きながら、なんとか言われた通り頑張ろうと試みるが、泣き過ぎて深呼吸所ではない


そして治療し始めたのを確認した高梨は休憩室からICUへと入って来た



高梨「綾!大丈夫だ。泣かなくて良い。怖くない怖くないぞ!!」

綾の頭をポンポンと優しく撫でた


石川は綾の短い呼吸に合わせ、膣鏡を入れた



石川「綾、もう入ったからな〜。最初、洗浄するからな〜機械入れるから、そのままジッとしてて…」




綾『んえッ…ック…怖いっ…いたいの…やだぁ〜…んんっ…』





石川「綾、ごめんな…怖いな…、すぐ終わるからな〜」


あれだけ毎日痛い治療の連続だ、怖いに決まってる




石川「綾〜? 5秒だけ頑張るぞ〜」


綾の膣奥に洗浄液が噴射された




綾『い"だいいーーーーっ!!!んえーーーーんっ…んえっっ…いたいよ〜っ…やだぁーーーー!』




石川「よしよし…、よく頑張った頑張った偉いな。。。もう少しで終わるからな〜」




高梨「綾、もう少しで終わるぞ〜。」




綾は顔をくしゃくしゃにし泣きじゃくった






石川「消毒するよ〜」

中に長いステンレス製の綿棒が入れられて炎症で赤く荒れたその場所を出来るだけ優しく撫でる




綾『いたいーーーー!!!いたいいたいいたいーーーッ!』


高梨に押さえられる腰や脚が、ガクガクと痛みで震える



ストーリーメニュー

TOPTOPへ