先生…お願い。早く治して・・・
第99章 何処の誰よりも…
石川「綾?もうそんなに泣くな!」
石川はボロボロと涙を溢す綾の頬に優しく触れる
綾『…だって……。。。先生に嫌われた…って…ック…、思ったら…ヒック…んっ…んっ…苦しくなって…、、んっ…、本当に怖くて…ック…、今でもっ…ック…思い出したらっ…こわいっ』
石川「俺が綾の事、手放すと思うか?大丈夫、先生は絶対に綾の事、嫌いになんかならないし、離したりしない。これからもずっと一緒だ。」
綾『んぅ。』
ウルウルと目を潤ませる
石川「あや?これから先もずっと、先生の側にいてくれるか?」
綾の頬に手を当て、目を見つめる
綾『うん。』
綾はコクンと目を見つめ返し頷いた
石川「意味分かってる? 綾がもう少し大人になったら、先生のお嫁さんになってくれるか?って事だよ!」
先生はいつも以上にカッコ良く、クスッと優しい笑顔で微笑んだ
綾『……?、、、私が、…先生の、お嫁さん…に?』
石川「そ!こんなおじさんじゃ、やっぱり嫌か?」
綾はブルブルブルっと首を横に振った
綾『おじさんじゃない。先生はどこの誰よりもカッコいいよ!!私は先生の事世界中の誰よりも好き!大好き!でも、…先生は私なんかでいいの?』
石川「そんな風に思ってくれてるなんて嬉しいよ!俺も綾の事、何処の誰よりも、俺に目一杯迷惑かけてくるお前が、可愛くてたまらない。大好きだよ。」
っと満面の笑みで嬉しそうに笑った