
先生…お願い。早く治して・・・
第20章 可愛い妹よ…俺たちがいる
「 どうして?怒られちゃった?」
先生はこんな時でもニコっと笑う
綾はブルブルっと首を振ると
『 もう嫌だって……、待って…って言ったのに……、止めてくれなくて……。』
「そっかぁ〜」
先生は座っていた背もたれに寄りかかると、天井を見上げた。
「キツイよなぁ〜、治療……。 でも石川先生も昨日は相当落ち込んでたよ」
『どうして先生が落ち込むの?』
「そりゃ落ち込むよ。君が泣いて嫌がると分かってても、治すためには心を鬼にしてもやらなきゃいけない…。そして実際、君に泣かれて、辛そうな姿を目の当たりにしたら…分かっていても俺は一体何やってるんだって気にもなるよ」
『……。』
「 久々だよ、あんなに落ち込んだ院長見たの。」
まさか先生が落ち込んでるなんて、考えてもみなかった
