
先生…お願い。早く治して・・・
第5章 診察
看護師は診察室のドアを開け、
“こちらへどうぞ ” と中へと促す
私は宮田の胸に顔を埋めたまま、中へ入った。
宮田は中にあったベットに私を寝かせた。
診察室にはすでに、先生が座っていた。
進美外科が出来てから、私の担当医である。
司馬 孝太郎(シバ コウタロウ) 33歳
小麦色に焼けた肌。髪は短くバリバリに固め、宮田同様に凄く背が高い。
もちろん、言わずともイケメン…ではあるが…。。
なんというか…、、怖い。。
クール?というのかなぁ…。。
正直ちょっと苦手なタイプだ。
ただ、アメリカで磨いた腕は進美外科5人の中でもNo.1であろう。
“ どうした?”
と司馬は宮田に問う
「朝から、熱が上がり、扁桃腺が腫れ、呼吸も苦しいというので連れて参りました。司馬先生、宜しくお願いします」
と頭を下げる
司馬は宮田の目を見て、“あぁ〜”と小さく頷く。
聴診器をクビにぶら下げた司馬が
“ 呼吸は? 苦しいか? ”と言いながら近づいて来る。
『…んっ…。ちょっと…。。』
“とりあえず、胸の音を聴こう”
『ちょっ、ちょっと待って!!宮田!外で待ってて!
私、1人で大丈夫だから』
「お嬢様、私の事は気にしないで下さい」
『いいからっ、大丈夫だから!お願いっ』
「でも…」
『私、もう子供じゃないよ…』
懇願する綾を見た司馬は、“フッ”と小さく鼻で笑うと、
宮田に
“診察が終わったら、お呼びしますよ”
と、綾の言葉に付け加えた。
宮田は
「…、分かりました。では外でお待ちしています」
と、診察室を出た。
少し寂しそうだったけど、宮田に見られたくないという気持ちの方が強かった。
“こちらへどうぞ ” と中へと促す
私は宮田の胸に顔を埋めたまま、中へ入った。
宮田は中にあったベットに私を寝かせた。
診察室にはすでに、先生が座っていた。
進美外科が出来てから、私の担当医である。
司馬 孝太郎(シバ コウタロウ) 33歳
小麦色に焼けた肌。髪は短くバリバリに固め、宮田同様に凄く背が高い。
もちろん、言わずともイケメン…ではあるが…。。
なんというか…、、怖い。。
クール?というのかなぁ…。。
正直ちょっと苦手なタイプだ。
ただ、アメリカで磨いた腕は進美外科5人の中でもNo.1であろう。
“ どうした?”
と司馬は宮田に問う
「朝から、熱が上がり、扁桃腺が腫れ、呼吸も苦しいというので連れて参りました。司馬先生、宜しくお願いします」
と頭を下げる
司馬は宮田の目を見て、“あぁ〜”と小さく頷く。
聴診器をクビにぶら下げた司馬が
“ 呼吸は? 苦しいか? ”と言いながら近づいて来る。
『…んっ…。ちょっと…。。』
“とりあえず、胸の音を聴こう”
『ちょっ、ちょっと待って!!宮田!外で待ってて!
私、1人で大丈夫だから』
「お嬢様、私の事は気にしないで下さい」
『いいからっ、大丈夫だから!お願いっ』
「でも…」
『私、もう子供じゃないよ…』
懇願する綾を見た司馬は、“フッ”と小さく鼻で笑うと、
宮田に
“診察が終わったら、お呼びしますよ”
と、綾の言葉に付け加えた。
宮田は
「…、分かりました。では外でお待ちしています」
と、診察室を出た。
少し寂しそうだったけど、宮田に見られたくないという気持ちの方が強かった。
