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先生…お願い。早く治して・・・

第20章 可愛い妹よ…俺たちがいる

「この階にはいないようだな…下へ行こう」



2人は湧き上がる不安を押し殺し下のフロアへと急いだ



お嬢様……



まだ朝日が昇り始めた早朝の廊下は静かだった


2人は人気の無い廊下を隈無く探したが綾の姿は無い



しばらく探し歩くとガラス張りの休憩室に人影を見つけた。

2人は走った……。



そこには高梨と一緒にいる綾の姿が




“ お嬢様!!” 「 綾ちゃん!!」



2人は同時に綾を呼んだ…


綾の姿を見た石川は、天を仰ぎ大きく息を吸うと安堵のため息をついた。



「 よかった……。」

石川は小さな声でつぶやいた










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