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先生…お願い。早く治して・・・

第20章 可愛い妹よ…俺たちがいる



宮田は自分を避けた綾に、それ以上近寄れずにいた。



そんな綾の心情を目の当たりにした石川だったが、彼は躊躇する事もなく綾に近寄る。
もちろん、今一番恐怖と不安を与えているのは自分だと知った上で……

綾は宮田の時と同様に後ずさりするが、すぐに捕まる。




石川は自分の胸に綾を抱き寄せ、


「 ごめん……。」


ギュッと強く抱きしめた…



石川のこの言葉に堰を切ったように、白衣姿の石川の懐に顔を沈めたまま、泣きじゃくった。



『……うぅっ…せっんせぇのばかぁ〜…』


「 ごめん…。」



『 …やめてっ……って……言った…のにぃ〜』


「…ごめん。」



うぇ〜ん…

綾は声を上げ石川の胸で泣いた



「…ごめん…。」



宮田も高梨も石川の胸で泣く綾を複雑な想いでじっと見つめていた。


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