
先生…お願い。早く治して・・・
第22章 やっぱり怖い
「じゃぁ〜胸のエコーからやるよ。首元までしっかり服捲ってくれるかな」
そう言うと、先生は機械をベッドの脇に寄せる
真っ白なYシャツに白衣を羽織り、まるで王子様の様な石川先生の姿を見ると、初めてじゃないのに、なんでこんなに恥ずかしいんだろう〜、やだよ〜……
そんな気持ちが増していく。
そんな事を思いながらタオルを下げ、服を握るが、“はいどうぞ”と胸を出す勇気はない…。
先生はそれを察知してか否か、
「大丈夫、恥ずかしくないから、ちゃんと出してごらん」
『……///。』
私は頑張って少し服を捲った
「ごめんね、もうちょっと上げるよ」
先生は服が汚れないようにと首元までグッと服を捲った
