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先生…お願い。早く治して・・・

第22章 やっぱり怖い

「 ゆっくり深呼吸して、力抜いていれば痛くないからね。」



私はコクンと頷いた



「大きく吸って〜、吐いて〜、もう一度」

先生は私の呼吸に合わせて膣鏡を膣口にゆっくりと沈める


『…んんっ…。』



「大丈夫、力抜いて…、ゆっくり深呼吸だよ」



ちらりと視界に映る先生は画面を真剣に見つめている



無言の時間がとても長く感じられる



「ごめんね、ちょっと動かすよ」

先生は膣鏡を中に沈めたまま上下左右にゆっくり動かしては画面を見つめている




やっぱり悪いのかな…

なんか言ってよ…





しばらく沈黙が続き



「抜くからね…」


先生は一言だけいうとゆっくりと膣鏡を引き抜いた。


『 先生……』

石川にも綾の不安な心が伝わる



先生は濡れた蜜壺を優しく拭いてくれた



「 よく頑張ったね、着替えていいよ」



『 うん……。』


なんで何も言ってくれなかったんだろう…
そんなことを思いながら綾は着替えた











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