テキストサイズ

先生…お願い。早く治して・・・

第29章 最悪な健康診断

私の頭はもう真っ白だった…

よく考えたら分かる事だ。

普通に考えて、進美外科の人気の先生達が健康診断の先生として現れた事自体ありえない。

パパが頼んだに決まってる。

そして、担当医である石川先生が私を診る。
これは必然だ…。

健康診断であれ、わざわざこの学校にやってきて他の先生が私を診る事なんて絶対ないじゃない。


案の定、Bの診察室からは高梨先生の声が


「北野 みずほ さん。Bの診察室にどうぞ」


ほらやっぱり…。




気が付かないなんて…馬鹿だ。私…。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ