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先生…お願い。早く治して・・・

第30章 強制入院……



車の中は高梨先生が気を使ってくれたお陰で、車内は何とか重い空気だけは免れた




ただし、石川先生は私とは一言も喋ってはくれなかった





病院へ着くなり、私は石川先生の後ろをとぼとぼと付いて行く



院長室まで来ると、石川は


石川「いつまでメソメソしてるの。入って…」


石川は院長室の扉を開けると私の背中を押す




私は俯いたまま院長室の中へと入った



いつも石川先生が座っているデスクには白衣を羽織った年配のダンディーな男性が座っていた



石川先生はその男性を気にすることもなく、ソファーを指さす

「そこに座って。」と私をソファーへと座らせた



私はこれ以上先生を怒らせまいと、素直に従った

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