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先生…お願い。早く治して・・・

第32章 俺は気づいてしまった

ピピッと体温計が鳴った

私が取る前にカズに取られた


石川「どう?何度?」


森下「39.6℃です。」


石川「これまた随分、上がったねぇ〜。森下、点滴用意してくれる〜?」


森下「はい。」

カズは病室を出た


綾『先生、点滴するの?やだぁ〜…グスン…』


先生はベットの脇の椅子に座ると

石川「これ以上悪くなったら困るの。言うこと聞いて!」

先生は凄く優しい表情で微笑んだ。


綾『でも〜…。。』



石川「綾はそんなに先生のこと困らせて、側にいて欲しいのかな?」



そんなつもりじゃ……、、、

恥ずかしさで、顔がカァ〜っと赤くなるのが分かった。


石川「おっ、なんだ?熱、また上がったんじゃないか?」とイタズラに笑う


もう〜、先生は意地悪だ…


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